非同期 API とは
同期 API の即時要求/応答メカニズムとは異なり、非同期 API はイベント・ベースです。 つまり、アプリケーションが非同期 API を使用する場合、アプリケーションは一連のイベントにサブスクライブし、イベントが使用可能になったときにイベントを受信するため、データを要求するタイミングをポーリングしたり、または知る必要がないことを意味します。
例えば、HTTP ベースのオーダー API では、パス「/orders」に対して「GET」操作を公開することができます。 お客様のアプリケーションは API のコンシューマーとして、新規オーダーがいつ存在するかを確認するために、「/orders」パスに対して繰り返し要求する必要があります。
これに比べ、お客様のアプリケーションが非同期 API のコンシューマーである場合、オーダー・イベント・ストリームにサブスクライブし、新規オーダー・イベントの到着時にそれを受信することになります。
AsyncAPI とは
AsyncAPI は、非同期APIを記述するための仕様であり、OpenAPI が同期 HTTP API を記述するための仕様であるのと同様です。
主な違いは、OpenAPI が、操作のパスおよび要求と応答を記述するのに対し、AsyncAPI はイベントとその構造を含むチャネルを記述するという点です。